個人向けウイルス対策ソフト、5製品を実際に導入し比較してみた

コンピュータ
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Windowsを利用している場合、標準のWindows Defenderやファイアウォール、ブラウザのセキュリティ機能でも十分にセキュリティ対策ができる方もいれば、できない方もいるかと思います。

そのセキュリティの知見が足りない部分を補ってくれるのが、市販されているウィルス対策ソフトと考えております(個人的な見解です)。

そのため、十分リスクを把握している方はWindows標準のセキュリティ機能で予防、感染対策しながら運用し、不安がある方は市販のウィルス対策ソフトを導入し、保守・サポートを受けながらセキュリティ対策をすればよいと考えます。

十分なリスクを把握というのは、「Webフィルタ」、「ランサムウェア」、「ファイルレス」、「キーロガー」、「野良WiFi」、「標的型攻撃」、「脆弱性診断」などのセキュリティ用語の意味や仕組みを把握しているかなどで判断できると考えます。もし、この辺の用語の意味や仕組みを把握できていないようであれば、個人向けセキュリティ製品の導入検討を即、お願いいたします。

本記事では、市販されているウィルス対策製品を個人的に比較、評価したものを載せております。

先に結論を述べておきますと、個人的にはトレンドマイクロか、カスペルスキーをおすすめしております。

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比較した製品

比較した製品は、評価版をダウンロードすることができ、かつ個人情報を登録する必要がない(カード情報、名前、住所など)以下の5製品で検証しております。

※メアド登録は最低でも必須な製品はありました

トレンドマイクロ trendmicro ウイルスバスタークラウド

ダウンロード3年版ならで2ヵ月無料延長キャンペーン中!

カスペルスキー kaspersky カスペルスキーセキュリティ

イーセット ESET インターネットセキュリティ

「検出力」と「快適動作」を追求したウイルス対策ソフト

アバスト Avast 無料アンチウイルス Avast Antivirus(無償版のため広告が出る)

世界の4億人ユーザーを守るセキュリティソフト【アバスト】

ジーデータ G DATA インターネットセキュリティ

100%+αの信頼「G DATA インターネットセキュリティ」

なお、ノートン(Norton)、マカフィー(McAfee)、ソフォス(SOPHOS)、ウェブルート(WEBROOT)、ソースネクストのZEROウイルスセキュリティ、F-Secure TOTALなどは、事前に個人情報の登録など必要だったため検証から外している。とはいえ、外している製品を検証したとしても、ウイルスバスターとカスペルスキーを変わらず推奨すると思います。

各製品のシステム要件と気になるところ

今回比較する製品のシステム要件は以下の通り。なお、Windows10 64Bit環境を前提に記載しているため、Windows11や32bit環境の場合は、リンク先の詳細ページで確認していただきたい。

トレンドカスペルESETAvastG DATA
CPU(GHz)1GHz以上1GHz以上記載なし記載なしOS推奨以上
メモリ(GB)2GB以上2GB以上2GB以上1GB以上2GB以上
ディスク空き(GB)2.2GB以上1.5GB以上記載なし2GB以上1GB以上
ブラウザ各々最新のFirefox、Chrome、Edge記載なし記載なし記載なし記載なし
各製品の詳細システム要件TrendカスペルESETAvastG DATA
Windows以外の対応状況
※詳細はシステム要件をご確認ください
Android、Mac、iOS/iPad、ChromebookAndroid、MacAndroid、MacMac、Android、iOS
※プレミアム版のみ対応
Mac
※スマホOSは、G DATAモバイルセキュリティという別製品にて対応
ダウンロード版の金額(1年)
※各々複数年分購入で割引あり
5,720円/3台までok
※1台当たりの金額では最安
4,054円/1台までok4,950円/1台までok広告ありは無償
※プレミアム版は2,980円/1台までok
オープン価格
※オフィシャルサイトでは、2,900円/1台までok
私の視点での知名度×
2022年1月末時点の情報となります

簡易的な機能比較

最近のこの手の製品はとにかく機能が豊富です。逆に言うと、それだけOSやインターネット上でのセキュリティリスクがあるということですが、過度に不安を煽るつもりはありませんので、こういった製品に頼りつつ付き合っていけばよいと考えます。

表にまとめようと努力しましたが、各社表現が違い、実際は同様の機能ではないか? などあり、まとめるのが難しかったため、リンクを貼っておきます。

検証環境

厳正な評価(負荷やスキャン時間)をするため、クリーンなWindows10の環境を、評価する製品数分用意いたしました。

OS:Windows10 pro

CPU:2core(3.7GHz)

メモリ:8GB

ディスク:60GB(SSD)

個人的な見解サマリ

詳細を記載する前に結果のサマリを先に記載いたします。

あくまでも、個人的に検証、操作していての感覚です。他の方が操作するとまた違った結果になるかもしれないですので、あくまでも参考程度でお願いいたします。

フルスキャンのチェック時間、CPU使用率は、デフォルト設定の状態で実施しているため、誰が実施しても同じような結果になると考えます。

ウィルス対策やフィッシング対策などの機能自体の評価(検知率など)は、第三者機関での結果がインターネット上に公開されておりまので、そちらを参考にしていただければと思います。

トレンドカスペルESETAvastG DATA
インストールの容易さ
※悩む場面があるか
画面のデザイン性、視認性
直感で操作可能か
※マニュアルなしで操作可能か
×
※詳細設定に関してはマニュアル見ても謎多いです
フルスキャンの時間約9分約24分約41分約12分約23分
フルスキャン時のCPU使用率2coreとも、ほぼ100%2coreとも、ほぼ100%2coreとも、60%~80%1coreが80%前後、残り1coreがほぼ使われず2ocreとも、ほぼ100%
テストウイルス検知時の挙動
※ログの確認方法など
検証してみての所感初心者向けで、扱いやすい脱初心者、中級者以上向けだが、多種多様な機能、設定が可能設定画面の「表現」が、他のウィルス対策製品と違い、直感で設定変更するは難しい。むしろ無理でした。CPU使用率は他製品と比べ確かに低かったので、動作が軽いというアピールは正しいかと思います「無料」という点を考慮すると、良い感じ今回検証した製品自体がレガシータイプのウィルス対策製品であるが、その中でも一番レガシー感があった。ただし初心者でも操作しやすいと感じる

以降、参考レベルで検証時の画面キャプチャとなります。

インストール

インストール中の画面を比較。ESETは小難しい質問を聞いてくる個所もありました。

トレンドマイクロ

カスペルスキー

ESET

Avast

G DATA

初期設定

インストール直後に出てくる画面を比較。G DATAは何も聞かれず、いきなり製品画面となりました。

トレンドマイクロ

カスペルスキー

ESET

Avast

G DATA

画面のデザイン性、視認性

初期設定完了後のトップ画面を表示してみます。

トレンドマイクロ

カスペルスキー

ESET

Avast

G DATA

直感で操作できるか

最初に記載した通り、セキュリティの用語や仕組みを把握していない方は、ウイルス対策製品は特に導入を推奨しているため、画面の用語などが謎表現だと困ると思います。一番馴染みのあるウイルススキャン関連の設定画面で比較してみます。

トレンドマイクロ

カスペルスキー

ESET

Avast

G DATA

初回フルスキャンの比較

ESETのみ2coreとも100%にならなかったですが、かわりにスキャン時間が倍近く必要でした。Avastは1coreのみ利用するような動きになっておりました。

フルスキャン中のCPU使用率

トレンドマイクロ

カスペルスキー

ESET

Avast

G DATA

テストウイルスを検知した際の挙動

今回検証した製品は、当たり前なのですがきちんと検知しておりました。Web経由でテストファイルのEICARを検知した際の画面となります。製品によっては、WebSecurity機能でファイルをダウンロートする前に検知しているものもあるようです。

トレンドマイクロ

カスペルスキー

ESET

Avast

G DATA

他にも、いくつか検証はしておりましたが、本記事はここまでといたします。各製品の雰囲気は知ることができたかとおもいます。

最後に各製品のリンクを貼っておきます(*´ω`*)

・ウイルスバスター

イメージ通り初心者向けで、扱いやすい製品という感想です。1本あたりの金額が他の製品とあまり変わらないように見えますが、実際は3台まで導入できるため、家族、Mac、Androidなど複数機器を所有している場合、金額面でもおすすめではないでしょうか。WebSecurityとして、chromebookに対応しているのもありがたいです。

ダウンロード3年版ならで2ヵ月無料延長キャンペーン中!

・カスペルスキー

インターフェースも見やすく、いろいろな機能がついております。管理画面の用語はわかりやすいため、少し調べれば設定している個所の意味も分かり、脱初心者、中級者以上の方にはおすすめな気がします。

・ESET

巷で騒がれているイメージがあるため、一番期待しておりましたが、詳細設定に関してはマニュアル見ても、初級者、中級者関係なく、設定するのが難しいと思います。正直、謎のESET用語?が多くて何の設定なのかわからない箇所が多かったです。あと、実際に操作すると分かりますが、画面の操作性もあまりよろしくなかったです。

ただし、検証時のCPU使用率を見ても負荷は一番低いため(coreあたりの使用率の低さであり、全体の使用率ではAvastの方が低かった)、負荷を考慮するスペックが引くいようなPCの場合、検討の余地はありそうです。

「検出力」と「快適動作」を追求したウイルス対策ソフト

・Avast

無料でこれだけ使えるのはありがたいですが、やはりサポートに入らないと、初心者が扱うには敷居が高いと感じました。また、ESET同様、画面の操作性があまりよろしくなかったです。

世界の4億人ユーザーを守るセキュリティソフト【アバスト】

・G DATA

操作画面自体は、一番落ち着いていると感じました。他の製品はプレステ3~4くらいのデザインとすると、G DATAは初代プレステという感じでしょうか(わかりにくっ)。操作画面もごみごみしておらず、直感で設定変更もでき、ウイルスバスターより初心者向けという感じもしました。ただし、今回初めて知った製品でありまして。。。トラブった時の情報はググっても少ないかもしれません。

100%+αの信頼「G DATA インターネットセキュリティ」

個人的にはレガシーなウイルス対策ソフトより次世代型の製品(SentinelOne、Cybereason、CarbonBlack、Crowdstrike、BlackBerryProtect:旧Cylance等)を検証したいため、各社無償、かつ個人情報登録不要で検証できるようにしていただきです(*´ω`*)

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